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青年の迷い言

誰もが完璧ではない

みんな何かが欠けている

 

リーダーとして

孤独に耐えてきた彼も

完璧ではないんだ

 

全員が彼に全てを任せ

全員が彼を邪険にして

全員が彼への愚痴を

彼がいない所で言い合ってきた

 

彼はますます孤独になり

不器用な彼は遂に

誰も頼れなくなってしまったんだろう

 

僕が彼に言った

もっと周りを頼れば良い

という言葉は

彼にはとてつもなく

不愉快に聞こえたのではないだろうか

 

僕が彼に言った

できるだけ早く帰って来いよ

という言葉は

彼にはとてつもなく

無神経に聞こえたのではないだろうか

 

彼が最後に見せた弱さを

僕は正確には推し量れてなかったんだろう

 

これは普段の

彼に対する冷たさが招いた結果だ

 

僕は気付けたはずたんだ

彼は最近

とても不安定だった

 

僕が気付かなければならなかったんだ

彼を支えて

組織を支えてゆくのは

僕なんだから

 

下の気持ちばかりを汲んでいてはいけなかった

 

彼の気持ちも

もっと尊重するべきだった

 

彼は最後に

言いたくはなかったが

全部お前らのせいだ

俯いた

 

彼も完璧ではなかったんだ

それに気付けなかった自分が

情けない

 

僕も少し勘違いしていたんだろう

僕も完璧ではなかったんだ

当たり前のことで

当たり前に知っていたはずなのに

理解はしてなかったんだろう

 

僕が見えている世界は

決して世界の全てではない

 

そんなことに今気付いても

リーダーはいない

 

僕は

彼が帰ってくるのを

待つことしかできない

 

帰って来るとは思っている

そういう子だと思っている

 

ただ

もし帰って来なかったら

それは誰のせいなんだろうか

 

ずっと

新たなリーダーとして

自問自答を繰り返し続けるんだろう

 

まだまだ子供の自分を悔やんだ

 

すでに大人になった気になっていたんだろう

 

だから

真意が見えなかったんだろう

 

彼へおくる

助言も

謝罪も

僕は持ち合わせていない

 

できることは

彼を待つことだけだ

 

人は

完璧には程遠い

 

当たり前のことを

あらためて理解した

ここ数日である