哀光

時は近づき

光は遠のき

 

みんなの笑顔も泣顔も

悔しがる顔も

喜ぶ顔も

淡く滲んで

見えなくなって

積もる思い出は

零れ落ちた

 

目まぐるしく回る日々は

ゆっくりと歩みを止め

少しずつ

確実に

避け難く

全てを残して

あの日に向かう

 

僕の心を満たした光は

光源から切り離され

同じ光には二度と

照らされることはないだろう

 

けれど光は心の中で

ずっとずっと

反射し続ける

いつまでも

光り続ける

 

そう願いたくて

信じたくて

 

まだ照らす光源の光を

少しだけ反射して

涙のレンズで

映し出した

 

皆の笑顔は

淡く滲んだ…